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人が一度に情報を取り入れることには限界がある。
よって、伝える側は(例えばマニュアル等のドキュメントを作成する際は)、読みやすさ・理解しやすさに重点を置くことが大切だ。
・眼の能力に配慮
ものを注意深く見ようとすると眼の中心で捉えることになるが、この時、文字・イラストが細かすぎたり、余白が無かったりすると、その情報はノイズ以外のなにものでもなくなる。
確かに精確に表現することも時には大切だが、パッと見たときに分かりやすく伝えることは困難である。
だいたいの目安としては、全体の60%程度にするのが良いとされている。
また、行間も文字サイズの75%が標準的だ。
いくら細かく詰めた方が格好良い・デザイン性がある、などと思っても、それは読み手が本当に求めるものなのかどうかを考えなければ意味の無いものになってしまう。
・重要度によってフォントを変える
読ませたい部分、強調したい部分などには、一般的にフォントを変える。
例えば、このブログで言えば、標準のフォント(本文等)にはゴシック体(MS UI Gothic)を用い、タイトル部分は明朝体('MS 明朝')を用いている。
強調する手段に太字にするということもあるが、字潰れを避けるという点でも、よく眼に触れるタイトルは違うフォントにした方が懸命だろう。
・取り込める情報量は少なく
一度に脳に取り込める情報量にも限界がある。
ずらずらとただ書き並べるだけでは、どこに注目すれば良いか分からないし、全部を一度に理解することも難しい。
優先度を分かりやすくするという点でも、一つの事柄は、一つの段落(文・イラスト)で完結させるべきだ。
情報量を少なくし、(余白をあけるなどして)他の段落と区別させれば、読み手はその段落に集中することができる。
つまり、『ドキュメントは読み手のためにあり、書き手のためにあるわけではない』、ということを常に念頭に置く必要があるのだ。
(読み手=書き手であるこのブログではどうなるのか?)